「スクール・ウォーズ」モデル校 最後の冬

ラグビーといえば、お父さん世代の中では、「スクール・ウォーズ」が代名詞。

スクール・ウォーズ」のモデルは、京都府伏見工業高校。全国制覇4度を誇る伝統校で、昨年度から洛陽工と統合・再編されて1、2年生は「京都工学院」の選手たち。3年生が引退すれば伝統の「伏見工」の名が消えます。

そんな伏見工の最後の冬が終わりました。12日に京都・宝が池球技場であった第97回全国高校ラグビー大会の京都府予選決勝で伏見工・京都工学院が京都成章に14―22で敗れたのです。

この日は個人能力の優れた京都成章に対し、キックせずに球を保持し続けて攻撃を封じる作戦でした。前半は7―0と狙い通りの展開で折り返しましたが、後半は相手の地力に屈しました。

最後にロスタイムに意地を見せた。FWの連続攻撃からWTB藤井健太郎(3年)がトライ。春の公式戦で0―41で敗れた相手に最後まで食らいつきました。

主将のロック亀川直哉(3年)は「後輩に伝えるべきものは最後の粘り」と涙声。1980年度の初優勝時に指揮を執った山口良治・現総監督(74)は「ネバーギブアップの敢闘精神」とたたえました。代名詞でもある赤いジャージーは今後も引き継がれるとのことです。

 

参考:朝日新聞デジタル 2017年11月15日