ミスド、脱おやつへ。
東京都内で15日、ミスドの新商品が発表された。第1弾は、17日から約1150の全店で販売を始める総菜パイやトーストなど11商品。改装する200店で順次売り出すピザ、来年2月以降に600店を目標に投入する、ピエトロ(福岡市)のソースを使ったカルボナーラなどのパスタも並んだ。
ドーナツ主体の商品構成を見直し、食事メニューを全体の平均7%から15%に引き上げて「おやつのミスド」のイメージからの脱却をめざす。立地に応じて食事メニューの比率を増やし、オフィス街などへも出店も加速させるという。朝方の集客増や、中高年層の取り込みを狙っている。現在は7割超が持ち帰りだが、共働き世帯の増加で、外食のニーズは高いと見ている。
食事メニューを強化する背景には、主力のドーナツの販売低迷がある。持ち帰り主体で成長してきたが、核家族化に加え、スイーツの多様化やコンビニの参入にも押された。
ダスキンの山村輝治社長は「過去の成功体験から抜け切れず、手を打つのが遅れた。ドーナツだけに磨きをかけるのもいいが、お客様のニーズは変わっている」と話す。
時代や客のニーズに応じて、どんどん変化していくミスドが楽しみですね。
【URL】
朝日デジタル 2017.11.16