ドイツが子ども用スマートウォッチを禁止

ウェアラブルデバイスの普及とともにセキュリティ面に懸念点が出てきます。

ドイツでは、子供用スマートウォッチの利用の禁止を決定しました。

ドイツの連邦ネットワーク庁(Federal Network Agency, FNA, Bundesnetzagentur)が今週、子ども用のスマートウォッチを全面的に禁ずる禁令を発布しました。さらに、そのようなデバイスをすでに買い与えていた親は、それを破壊しなければならないです。この強権的な動きは、未成年をねらったデバイスをめぐるプライバシーの懸念が高まっていることに対する、政府としての対応となります。

アプリを使って親は、子どもたちに気づかれずに彼らのウォッチを盗聴できるが、それらは無認可の送信システムとみなされる”、同庁の長官Jochen Homannが、こう述べています。FNAはさらに、教育者が児童生徒のウォッチを注意してよく見るよう促しています。なぜなら、“調査によれば、教室で教師を盗聴するために親のウォッチが使われていることもあるからです”。

近年、大人だけでなく子どもをターゲットとするウェアラブルが広く普及するに伴い、このような懸念が広まっています。

日本では、どのような対応がとられるのか。今後の動向が気になりますね。

 

参考：techcrunch　2017年11月18日