latest-news’s diary

話題・最新のニュースや、気になるトピックについて取り上げていきます\( ˆoˆ )/♪♪

採用に「履修履歴」活用

日本では、就職と大学での研究内容に相互関係がないこと(特に文系学生)が多いですが、海外では、学生時代の研究内容が、就職に直結することが当たり前です。

研究内容と就職により関連性を持たせようとする動きが始まっています。

 

大学で学生は何の科目を学び、どんな成績を修めたのか。企業の新卒採用の現場で学生の「履修履歴」を活用する動きが広がっています。学んだ科目の履歴や成績を踏まえて配属に生かすほか、採用時の人物評価に厚みを持たせようとする意図です。使うのは「履修履歴表」で、学生が大学で学んだ科目や成績、履修科目全体に占める最高評価や最低評価の割合などが記されています。
履修履歴を採用活動に生かす仕組みを作ったのは民間企業の大学成績センター(東京・千代田)です。まず同社が履歴を採用に使いたい企業と情報提供で契約を結びます。学生は企業の就職サイトなどから同センターのホームページに誘導され、学んだ科目や成績を自分で入力します。こうしてデータベースを作り、契約企業から学生の履修履歴を求められると、学生からあらかじめ同意を取ったうえで履修履歴表として提供します。50人まで2万円が最低料金で、人数に応じ8段階あります。
成績センターのデータベースへのアクセス権を持つ企業は2018年度の採用活動で17年度から24%増え200社強でした。個人の履修履歴データは18年度の新卒で約12万人分あるといいます。

企業や学生の評価も上々で。履修履歴に基づき、企業が求める人材を簡単に探せるサービスも始まろうとしています。一方で、履修履歴を生かした採用活動を学生は実感できずにいる。17年に就職活動を終えた1456人の約6割は「履修履歴が採用で重視されていない」と感じています。

 

安全性の問題など、課題もまだまだありそうですが、今後の日本の就職活動の流れを変えるかもしれませんね。

 

参考:2017年11月20日 日本経済新聞