量子コンピューター、「未来の計算機」日本参戦、NTT、試作機を無償公開。
NTTは20日、計算速度が現在のコンピューターをはるかに上回る新しい計算機「量子コンピューター」を試作し、27日から利用を無償公開すると発表しました。
米グーグルなどの方式とは異なる国産機を実現した。
米国や中国が巨額の研究開発費を投じる最先端分野に、日本も参戦したそうです。
Qなんで量子コンピューター作ってるんですか?
各国が開発を急ぐ背景には、既存の半導体技術だけではコンピューターの高速化や省エネ性能の改善に限界が見えてきたためだそうです。
人工知能(AI)の活用には、計算速度が速いほど潜在能力を引き出しやすい。量子コンピューターは、現在のスーパーコンピューターで数千年かかる計算を数分間で解けるのが魅力だそうです。今後活躍するAI(頭脳)のために最高のコンピューター(血管)を用意するようなイメージでしょうか。
Qスパコンと違うんだー
計算できる問題が限られ、専用のソフトが必要だそうです。
動作が不安定になりやすく、パソコン並みに小型化するのは難しいとみられ、各国とも、さらなる技術革新が求められているそうです。
【日本NTT】
光に情報を載せる独自の手法を採用したそうです。
室温で24時間の連続運転のめどがたち27日からの公開を決めたようです。
様々な使い方を試してもらい、応用ソフトの開発につなげるのが狙いということです。
強み:NTTの試作機は最短経・路を求めるような特定の問題に強いとのこと
ナビとか効率化の面でしょうか
【米グーグル】
米の研究開発200億円 新たな産業革命を起こすインフラと位置づけ、米国は研究開発に年200億円規模を投じているそうです。
米グーグルはAIの演算高速化を狙い、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校のジョン・マルティニス教授と研究する。グーグルは様々な種類の問題を解ける汎用化を狙う。実現のハードルは極めて高いが、幅広い応用を探っているとのことです。
実現したらかなり便利そうですね。
出典:2017/11/21 日本経済新聞