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カンヌは映画館上映を擁護(自由席)

カンヌ国際映画祭のティエリー・フレモー総代が映画「リュミエール!」の公開にあわせ来日したそうです。
 仏リヨンのリュミエール研究所の所長でもあるフレモーが監督し、“始源の映画”であるリュミエール兄弟のシネマトグラフ108本を解説する作品だ。
 「リュミエールの映画を再び映画館で上映したかった。一般客にお金を払って大画面で見てもらう。そのために90分の映画にした」とフレモー。「なぜなら映画館も兄弟の発明だから」
 確かにそうだ。現代人の多くはDVDや博物館のモニターでリュミエールを見るが、それらは個人でのぞき見るエジソン的装置だ。「リュミエール技術、芸術、映画館の3つを発明した。映画館を作ったからエジソンに勝った
 「リュミエールは最後の映画発明者であり、最初の映画作家である」とも。映画は兄弟が単に現実を撮っただけでなく、様々な演出があったことを指摘する。
 「リュミエールは記録映画、メリエスは劇映画という誤った思考形式を壊したい。両者は対立するのでなく、相互に補足し合う。リュミエールの流れはルノワールブレッソンキアロスタミへ。メリエスの流れはハリウッドへ。2つの流れが映画史を作った」
 カンヌ映画祭は来年から劇場公開を拒むネット配信作品をコンペに選ばない。
 「カンヌは映画館で上映する映画を擁護する。エジソン的な装置であるスマホで映画が見られる今も、リュミエールの大画面は重要だ」
 「映画館は勝つ武器をもっている。作品の品質と観客を教育する力だ」
 この作品の宣伝のため南米、北欧、東欧など世界を回り、行く先々の映画人やジャーナリストから情報収集している。「新しい映画言語をもった予期せぬような映画作家を発見し、カンヌで紹介したい」

このリミュエールという作品http://gaga.ne.jp/lumiere!/
是非ともみてみたいですね!スマホやDVDで
簡単に映画が観れてしまうような時代ですが、映画館は魅力的です。

出典:2017/11/22 日本経済新聞