山一破綻20年、金融改革の再起動を
当時の日本は山一のほか、三洋証券や北海道拓殖銀行など金融業界の相次ぐ経営破綻によって経済活動は凍りつき、市場が機能不全 に陥ってしまいましたね。
危機を教訓に様々な改革が実行された。そのかいあって、20年前に比べれば日本の金融システムは確かに安定したようです。
山積の課題に向き合え
しかしながら、改革の成果は期待したものには遠く、手つかずの課題も多く残る。今こそ世界の潮流も視野に、金融改革を加速させなければならない。
過去20年をふり返ると、いくつかの変化がみてとれる。
①再編が進んだ。
危機を教訓に様々な改革が実行された。そのかいあって、
山積の課題に向き合え
しかしながら、改革の成果は期待したものには遠く、
過去20年をふり返ると、いくつかの変化がみてとれる。
①再編が進んだ。
既存の銀行・証券のほか、
②山一が簿外取引で行きづまったことの反省を踏まえ、
連結会計でグループ全体を俯瞰的に監査するようになり、子会社などを使った不正、子会社への損失飛ばしなどのインセンティブ効果を徹底的に排除しましたね。
そして♪
足元の株式市場は息を吹き返しつつあり、日経平均株価は約26年ぶりの高値水準を回復した。底が抜けたかのように株価急落が止まらないといった事態が遠のいたのは、金融システムの安定と市場改革の効果も表れているとみてよいのではないかとのことです。
好業績と株高を背景として企業が投資や採用を拡大し始めるなど、デフレ脱却に向けた経済の好循環の兆しもみえています。
とはいえ、改革の成果は満足すべき水準には届いていない。
足元の株式市場は息を吹き返しつつあり、
好業績と株高を背景として企業が投資や採用を拡大し始めるなど、
とはいえ、改革の成果は満足すべき水準には届いていない。
20年前の橋本龍太郎内閣は山一破綻と相前後して日本版ビッグバ
残念なことに、現状では資金が滞留している。
個人と企業のお金の動きが鈍い結果、
日本の外に目を転じると、
・97年のアジア通貨危機
・翌年のロシア危機
へと混乱の時代が続いた。
・米リーマン・ショック
・欧州債務危機