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減反廃止 コメの競争力はどうなる?

出典:2017/11/27 日本経済新聞


  政府は2018年につくるコメから生産調整(減反をやめるそうです。
市場競争を避け、生産性の向上を阻害してきた制度を廃止ということです。
 
コメ農家の自由な発想で価格競争力を高めたり、付加価値を高めたりする農業改革が可能に。
 1970年代に本格実施された減反政策は、政府主導の生産カルテルコメの供給過剰を防ぎ、価格を下支えることが狙いだったようです。
現在、「余ったら減反強化」という縮小均衡の考えでは、国際競争力のあるコメをつくり、外市場を切り開く戦略を描けないのです。
 意欲的な農家が農地を集約し生産規模を拡大しても、フル生産できなければ価格競争力はそがれてしまうからです。

  斎藤健農林水産相は今月、日本記者クラブでの会見で「国内需要が縮小し続けることを踏まえれば、生産調整制度はいずれ行き詰まり、市場の混乱を招く」と指摘しました。
  
 政府は食べるコメの代替として、家畜用の飼料米補助金で増産する政策を進め、減反政策後のコメ余剰を防ぐ方針だそうです。
 農水省飼料米を100万~110万トン増産するために必要な補助金を1600億円程度と試算する。国民1人1食あたりに換算すれば1円ほどの負担というが、これでは補助金頼みの農業経営のままとなってしまいますね。
 自由貿易をいかし、農業を輸出産業として成長することはできるのでしょうか。