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REIT――三菱UFJ国際投信チーフファンドマネジャー黒木康之氏

 三菱UFJ国際投信チーフファンドマネジャー 黒木康之氏の予測だそうです
 不動産投資信託(REIT)の総合的な値動きを示す東証REIT指数は、2017年度は1600~1800程度で推移するだろう。
足元の水準(1680程度)は割安感がある。
ただオフィス賃料の上昇ペースは鈍く、大幅な上昇も見込みにくい。
 この2週間で同指数は5%上昇した。株式のPBR(株価純資産倍率)にあたるNAV倍率が1・0倍程度まで下がり、投資妙味が高まったとして海外勢の買いが入った。利回りは依然4%程度だ。需給面の懸念である投資信託からの売りが一服すれば、一段と上昇しても違和感はない。
 一方、オフィス賃料の上昇ペースは鈍い。不動産市場で高利回りの物件が減っており、物件購入による成長にも限界がありそうだ。欧米の利上げ傾向もマイナスに働く。これらの悪材料があるため、中期的には海外勢が投資対象としてREITへの関心を失いかねないと心配している。

【用語】

PBR:株価純資産倍率  株価÷純資産簿価 で、株価(今の時価)が財務諸表上の純資産(株主さんの実際の投資額)の何倍かがわかります。
1倍であれば簿価=時価、1倍超であれば時価>簿価、1倍未満であれば簿価>時価

NAV:純資産総額(総資産ー総負債)のこと。REITではここに不動産の含み損益(簿価と不動産評価額の差額)

含み損益:所有中の資産を、もし、売却したとしたら得られる損益

出典:2017/11/27 日本経済新聞