2017-11-29 「緩やかな利上げ維持」、FRB次期議長表明へ。 米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に指名されたジェローム・パウエル理事は28日の上院公聴会で「金利はさらに幾分上昇すると予測している」と述べ、緩やかな利上げ路線の維持を表明しました。しかし、米経済は低インフレと資産価格の上昇が混在しており「将来は確実には把握できない」とも主張しています。柔軟な金融政策運営を目指す姿勢を強調する。 政策目的について「物価上昇率を緩やかに引き上げながら、強固な労働市場を維持することだ」と主張しました。 米経済は完全雇用に近い状態にありながら物価上昇率が伸び悩む。一方で不動産など資産価格の上昇も目立ち、15年末から利上げを進めてきたFRBの政策判断は難しさが増しているとのことです。出典:2017/11/28 日本経済新聞