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ミャンマー難民が62万人! 島根県の人口レベル


 ミャンマー西部ラカイン州で迫害を受け、隣国バングラデシュに逃れたイスラム少数民族ロヒンギャの難民が62万人に膨らんでいるそうです。
島根県の人口が約68万人なのでその壮大さは非常です


家を焼かれ、親族や隣人が殺害された彼らは今、逃避先のバングラ南東部コックスバザールの難民キャンプでも「第二の戦い」を強いられている。
 「国際機関や非政府組織(NGO)から届くのは米、芋、食用油だけです」。


 そこで支援物資の米と食用油の消費を切り詰め、バングラデシュ人の仲買人に転売する。月間で米30キログラム、食用油4キログラムを受給するが、うち米4キログラム、食用油1キログラムを売り、160バングラデシュタカ(約220円)を入手する。肉は買えないが、キャンプ内のバングラデシュ人の店で野菜と魚を時々買うという。
 8月下旬以降でバングラに逃れた難民は62万人に上る。「民族浄化の典型例」とされ、難民によると、ミャンマー国軍がラカイン州ロヒンギャの村を焼き払い、男性を殺害し、女性に性的暴行を加えた。国軍は否定するが「治安部隊が迫害に関わったという信頼に足る報告がある」(ティラーソン米国務長官)との見方が優勢だ。

 短期間で前代未聞の規模の難民が流入し、国際機関やバングラ政府の支援は後手に回る。ユニセフの調査によると、深刻な栄養失調は難民の子供の7・5%に及ぶ。

不足する食料を賄うため支援物資を転売し、自衛する難民は少なくないとのこと。


 
ミャンマー国内からの逃避行
・その後に待っているのが食料確保や望まぬ妊娠など。
ロヒンギャ難民がキャンプで直面する問題は過酷です。

ロヒンギャ難民
 仏教徒中心のミャンマーの西部ラカイン州に住むイスラム系少数民族。同国政府は自国民と認めず市民権も与えておらずロヒンギャの人々を「ベンガル人バングラデシュ人)」と呼ぶ。8月25日にロヒンギャ武装勢力「アラカンロヒンギャ救世軍が治安施設を襲ったのをきっかけに国軍が反撃し、無関係の市民も襲ったとされる。昨年時点でラカイン州には110万人のロヒンギャが住んでいたとされるが、既に過半がバングラデシュに逃れている。


出典:2017/11/28 日本経済新聞