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円安の限界


 円相場が対ドルで9月半ば以降は安定しているそうです。
1ドル=110円台前半で概ね推移するが、今後は円高に振れやすくなるだろうと言われています。

円高の根拠】
①円の全体的な強弱を示す実質実効為替レートは現在、過去10年の平均に対して15%ほど円安の水準にある。国際通貨基金IMF)の推計では、日米の物価水準が均衡する為替レートを示す「購買力平価は1ドル=100円程度で円は10%以上「割安」だ
国内総生産(GDP)と比べた経常黒字の割合をみても、円には割安感がある。
米国は経常赤字だ。失業率も日本が欧米より低い。

 為替レートは各国の金利水準などにも左右されるため、円の割安感がすぐ解消されるとは限らない。米連邦準備理事会(FRB)は12月に追加利上げに踏み切る公算が大きく、教科書的には日米の金利差が開きやすい状況だそうです。
 米国債利回りが低下し、円買い・ドル売りの圧力が掛かるかもしれない。
 シカゴ通貨先物市場では、投機筋は円を大幅に売り持ちしている。投資家が運用リスクを積極的にとる局面で「安全資産」とされる円が売られやすいことを示すが、想定外の事態が起こると資金の歯車は逆回転する。世界的に株式相場の変動率が高まり、米国では低格付け社債国債の利回りの水準が拡大。投資家がリスク回避にカジを切る兆しも出始めた。投機筋が円売りポジションを解消し、円を買い戻す可能性もあるとのことです。
野村アセットマネジメント 運用調査本部 チーフ・ストラテジスト榊 茂樹)




出典:2017/11/28 日本経済新聞