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エポートル麦(フランス)


 食事の時間が近づくと、パン屋の前に行列ができる。

1ユーロ硬貨を握りしめ、バゲット1本を買いに走らされる子どもの姿もある。

焼きたてのバゲットはおいしい。

昔変わらぬフランスの風景だが、フランス人のパンの嗜好にこのところ変化が表れている。


人気上昇中なのが、エポートル麦だ。



 エポートル麦は、1万年ほど前から栽培されていたという。古代麦やスペルト麦とも呼ばれる。悪環境下でも育つ野生児。皮殻が非常に厚くて脱穀すると3分の1になってしまい、生産効率が悪いために、普通小麦に押されてすっかり忘れ去られていた
 しかし脱穀しても栄養価は高いビタミン、リン、鉄分、マグネシウム必須アミノ酸などがたっぷり。それに消化がよい
皮はパリッと、中は弾力に富み、風味豊かでコクがある。
2、3日しかもたないバゲットに比べ、5、6日ほどおいしく食べられる。

 「小麦と火と水と時間の錬金術」であるフランスパンは、小麦文化圏が生んだ世界に誇る食文化だ。

ただ、硬くなったパンをポイっと捨てていた面もある。
エポートル麦のパンは高めだし栄養があるので、最後のひとかけらまで大切に食べる。
この麦に出合って家庭でのパン作りにハマってしまう人も多い。
ケーキやタルトにもいいし、かみ応えがあるからリゾットにも合う。
古代から未来へつながる、強健な“いのちの糧”である。(浅野 素女さん)

エポートル麦のフランスパン是非たべてみたいですね!!固めのフランスパンはいいですよね。
私はアヒージョを乗っけて、つけて食べるのが至福です。




出典:2017/11/28 日本経済新聞