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フィリピンペソ、買い戻し


 フィリピンの通貨ペソが10月末に対ドルで11年ぶりの安値を付けた後、買い戻されているとのことです。
来年の米国の利上げ観測が後退し、世界的なドル売りの流れに押されているようです。
今後は来年にも見込まれるフィリピン中央銀行政策金利の引き上が徐々に意識されそうだそうです。
 ペソ相場は1ドル=50ペソの節目を挟んだ展開が続いていたが、金利の先高観から6月半ばからドル買いが加速。米国と北朝鮮の関係が緊張した8月には地政学リスクからドル買い圧力が高まり、1ドル=51ペソを突破した。
 好調な米国の経済指標が発表された後の10月27日には地場市場で一時、51・85ペソの安値で取引された。その後、米連邦準備理事会(FRBの次期議長に低金利政策を支持するパウエルFRB理事が指名されると、ペソが強含む展開に転じた。足元は約3カ月半ぶりの高値となる50・50ペソをうかがう動きとなっている。
 ペソ相場は米国の利上げや世界景気の動向など外部要因の影響が大きい来年の米利上げペースが緩やかになるとの見方から米長期金利が低下し、先行き不透明感も漂っており、当面は「年初からのドル買い相場の調整局面が続く」(みずほ銀行マニラ支店)との見方が出ている。
 国内要因としてはフィリピンの経済情勢、特に中央銀行政策金利の動向がカギを握りそうだ。1~10月の消費者物価指数(CPI)上昇率の平均は3・2%で、政府目標の中央値の3%を上回って推移。インフレが加速しているとして、来年の利上げを予想する声が出ている。ペソ高が一段と進む場面も出てくる可能性がある。
 最も上昇したのはメキシコペソ。ペソ安でメキシコのインフレ率が上昇しており、将来の利上げ観測を背景に買われたそうです。



出典:2017/11/28 日本経済新聞