増税の使い道も考えず、たばこ税を増税！

自民党税制調査会（宮沢洋一会長）は２８日、２０１８年度税制改正で紙巻きたばこの税率を引き上げる方針で一致しました。

１８年１０月から４年かけて３円増税するのです。

消費税率が上がる１９年は据え置きます。

普及が進む加熱式たばこも増税する考えで、増税幅や時期については１２月１４日の与党税制改正大綱のとりまとめに向けて調整を続ける。

　自民税調が２８日に開いた非公式幹部会合でたばこ増税を議論し、異論が出なかったとのことです。

当初は葉タバコ農家の収入が減る懸念などから増税に慎重論があった。だが、健康増進の観点や２０年の東京五輪に向けて受動喫煙対策を強化する一環として、増税はやむを得ないと判断したのです。

紙巻きたばこは現在、１本当たり約１２・２円の税金がかかっている。
　たばこ税を巡っては、１９年１０月に予定する消費税率１０％への引き上げに関する軽減税率の財源にする案が浮上。自民税調ではたばこ増税で生じる税収増の使い道についても検討を続ける方針だそうです。

   税収の使い道（目的）がない状態で増税するということに、長期的な将来の日本は暗いですね。

出典：2017/11/29 日本経済新聞