米、中国に石油禁輸要求、対北朝鮮、日本、圧力最大に、安保理会合、中ロは人道配慮を強調。

トランプ氏は金正恩氏に「ちびのロケットマン！、病気の子犬」！」とスカッとする煽りを見せましたね！

北朝鮮による新型の大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）発射

国連安全保障理事会は２９日午後緊急会合を開く。

米国の代表はトランプ大統領が中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席との電話会談で石油の禁輸を求め、中国に対応を促した。

一方、中国とロシアは北朝鮮の人道状況を考慮すべきだと主張しており、圧力を巡る温度差は残ったままです。

　緊急会合は日米韓が共同で開催を要請した。全１５理事国が弾道ミサイル発射を非難し、「国際社会への脅威であり、世界全体への挑発行為だ」などと糾弾した。

　米国のヘイリー国連大使は、仮に戦争になれば北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）政権は完全に破壊されると警告した。各国には「外交や軍事、貿易、科学などあらゆる北朝鮮との関係遮断をすべての国に求める」と訴えた。ヘイリー氏は安保理決議で北朝鮮からの石炭輸出が禁じられたにもかかわらず「近隣のアジア諸国に石炭が密輸されている」と指摘。また北朝鮮が違法に石油精製品を近隣国から入手しているとし、ミサイル開発を続けるならより孤立させる必要があると強調した。
　

　米国は単独での制裁強化を続ける。ティラーソン国務長官は２９日、新型のＩＣＢＭを発射した北朝鮮への制裁について「追加的な制裁の候補はたくさんある。金融機関も含まれる」と述べた。国務省内で記者団に語った。準備ができれば米財務省が公表するとの見通しを示した。
　トランプ氏は同日、米中西部ミズーリ州での演説で金正恩委員長を「ちびのロケットマン」「病気の子犬」と罵り、敵意をあらわにした。

出典：2017/11/30 日本経済新聞