高校の日本史世界史に変革??
高校の日本史、世界史で学ぶ用語を現在の半分弱の1600語程度に減らすべきだとする提言案を高校、大学の教員団体がまとめたそうです。
暗記項目を絞り、社会の成り立ちを流れで学ぶ歴史教育を重視するそうです。
歴史上の人物では坂本龍馬や上杉謙信らも削減対象!
用語案をまとめたのは高校、大学で歴史教育に携わる教員らでつくる高大連携歴史教育研究会(高大研)だそうです!
日本史B、世界史Bの主な教科書には3400~3800語が掲載されている。
大学入試で教科書に載っていない細かい知識を問う問題が出ると、その用語が教科書に追加されることが繰り返され、用語数は増え続けてきたとのことです。
おいおい!大学入試のための高校の教科書だったのかよ!歴史を学ぶのが目的じゃないのかよ!とついつい突っ込んでしまいますね(笑)
一方、週3コマの高校の授業で教えられる用語数は年2000語程度らしく、「用語が多すぎて、授業でとても教えきれない。暗記を嫌う生徒にも歴史科目が敬遠される」と言われているそうです。
高大研は「教科書本文に必ず載せ、入試でも知識として問える用語」を目安に、約1年かけて用語を精選。特に人名や文化に関する用語は、知名度が高くても歴史上の役割を考慮して大幅に減らし、「上杉謙信」「坂本龍馬」「ガリレオ・ガリレイ」「マリー・アントワネット」などは外れたそうです!
一方、歴史の流れの理解に必要として「共同体」「官僚制」など社会制度上の概念を示す用語や、「気候変動」「グローバル化」など現代社会の課題につながる用語を追加されたそうです。
「歴史=暗記という固定観念を脱し、考える楽しさを伝える教育に変える必要がある。」といわれています。暗記ではなく、暗記したところから想像して答えるような問題があると面白いですね。
たとえば歴史上の○○はこんな性格で、こんな出来事をしているから、多分こういう考え方だろう!と発想していけるような!今後の歴史科目がどのように変化していくか見ものです!