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「ゾゾ」の自社ブランドが年内発売、“超ベーシックアイテム”を「ゾゾ」のみで販売

飛躍的に伸びている企業は、やはり新しい施策を準備していた。

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するスタートトゥデイが、自社開発するプライベートブランド(PB)を国内で年内にスタートすると発表した。

 

ブランド名は未公開。“超ベーシックアイテム”を「ゾゾタウン」のみで販売し、他ショップや実店舗では販売しない。

世界中の工場と提携をして生産を行い、IoTをはじめとする科学・テクノロジーを活用して究極のフィット感を実現するなど、グローバル最高水準の品質を目指す。

 

 前澤友作・社長は、「全く新しいことをするために、中途半端なものは出せないと考えてきた。そのための調査やアイデアを実現するための研究開発に多大な時間がかかったことがここまで先延ばしにしてしまった要因。

成功した場合は、世界的なアパレルブランドを超えていく規模になるはずだ」とコメント。ビジネスモデルについて詳細は明かさなかったが、「在庫を多く抱えるようなことにはならない」とした。

 

「ゾゾタウン」で扱う他ブランドとの関係について、「デザインや価格面で競合しないようにしたい。また、よく言われるが、売れているものをそのままコピーして売るようなことはない」と強調する。

 

 併せて、海外にも現地法人を設立し、アメリカ、ドイツを皮切りに来春から順次販売をスタートする。数年内に現在の「ゾゾタウン」の事業規模を超える計画で、第二の収益の柱となることを目指す。

 

【WWD 文責角田 貴広 参照】