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一部企業にとって不正は交通違反感覚!?

企業にとって株主総会を円滑に進めること、自社の投資家である株主さんに引き続き投資面で協力してもらう必要があることは当然ですね。

そのためには、物言う株主に対しての対策が必要で、1990年ころまでは、総会屋にカネを渡していた企業は、「法に触れることは知っている。でも株主総会を円滑に進めるためには必要だし、実害もない」と。

摘発されたこと自体、「交通違反が見つかった」程度の受け止めだったようです。

 

会社のため、業績のためならルールを破っても構わない。そんな意識がいまなおはびこっているかのような「ものづくり」企業の惨状である。製品のデータを偽っていた神戸製鋼所に続き、出荷前の車の検査を資格のない従業員に任せていた日産自動車が調査報告書を公表した。まかり通った不正のあれこれが並んでいますね。

【不正の原因】

・メーカーで一番大切な「現場」が冷たく扱われていた

・人手不足への手当てがされない

・正規の検査員を養成するための試験で問題と一緒に答えを配る

・現場を信用せず、軽んじていることの表れに思える。

・自分たちのつくっている製品、行っている作業が大切なものであるとの誇りを持てない現場から安全な製品は生まれまいとされている。

 

私は、まず経営者の心持ちが大切であると思います。経営者に不正の心や些細な気の迷いがあるとしたら、それが会社全体に広がることでしょう。そのうえで、現場と経営層が一体となってチームワークを組む必要があると思います。

現場視察もせず、利益追求をする経営者ほど、長期的にみて残念な傾向が強いのではないでしょうか。

 

出典:2017/11/21 日本経済新聞