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自分の信用情報、スマホで手軽に

アメリカの話
クレジットカード「カルマ」は、個人の信用力をスマホでいつでも観れるそうです!
・賃貸契約や住宅ローンの際に必須です!
・ほかのクレカ会社は何回も確認すると信用力を落とされちゃうようです!

 ニューヨークに住むウェブデザイナーのマリーさん(26)はクレジットカードに関する自身の信用情報をスマートフォンスマホ)でいつでも確認できる。提供するのは米新興企業の「クレジットカルマ」だ。
 「カルマを使わないと自分の信用度がどれくらいで、この先どうすると改善できるのか分からない」。クレジットカード文化が深く行き渡っている米国。個人の信用度はFICOという基準で300~850点で数値化されている。
 この値はアパートの賃貸契約や住宅ローン金利など米国での生活に深く関わる。多くのクレジットカードは年に1回程度無料で自身の信用度を確認できるが、複数回確認すると、それだけで数値が下がるといわれる。
 カルマで分かる個人の信用度はFICO値そのものではなく別のモデルではじいた値だが、およそ同様の水準が分かる。数値の確認だけなら何度やっても無料で、改善点も指摘する。カルマは主に金融分野の広告で稼いでいる。
 カルマはテクノロジーと金融を融合させたフィンテックの分野で企業価値が10億ドル(約1110億円)以上あるとされるユニコーンの一角。創業10年で企業価値は35億ドルに達しているとされる。
 利用者は7000万人まで膨らみ、その半数は18~35歳のミレニアル世代だという。マリーさんは「本来は金融機関が信用度の改善に向けた支援をしてくれてもいいものの、全くやってくれない」と不満を口にする。
 米調査リポート「デジタルバンキングリポート」によると、ミレニアル世代の53%が自身が顧客となっている銀行は他の銀行と差別化できていないと回答。銀行サービスを見直すため、新興のテクノロジー企業を探しているとの回答も半数近くあった。
 「フィンテック企業が米金融業界の序列を塗り替えるとの脅威論は去った」。最近、米金融界ではこういった声も聞かれる。確かに規制のハードルも高く既存の金融大手を脅かす新興勢力はまだ現れていない。だがカルマは伝統的な金融機関の手が届いていない新しいサービスを開き、成長を続けている。



出典:2017/11/30 日本経済新聞