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「影の銀行」シャドーバンク規制

出典:2017/11/27 日本経済新聞 

 中国
共産党大会を終えて2期目の習近平(シー・ジンピン)指導部体制が固まったのを機に規制を本格化する。市場は規制強化に伴う資金不足を早くも警戒し始めた。
 理財商品は銀行が個人や企業に売る投資信託のようなもの。2016年末で残高は29兆元(約500兆円)。預かった資金は8割が簿外で運用され、一部は地方政府のインフラ投資や不動産開発に流れる
銀行を迂回し、当局の目が届かない融資のため「影の銀行」(シャドーバンク)と呼ばれる。似た商品に富裕層向けの信託商品や、主に証券会社が売る基金もある。
 「影の銀行」が膨らめば監督当局が実態をつかみにくい簿外で高リスクの投融資が膨らみ、金融システムを揺るがす事態も懸念されます。

中国人民銀行中央銀行)規制を本格化
 具体的には、投資家から資金を預かって簿外で運用する金融商品を「資産管理商品」と定義し、理財商品、信託商品、基金などを幅広く規制する。
16年末の残高は単純合計で96兆元。どんな投資家に販売するのか、どんな資産に投資するのかで資産管理商品を分類し、商品の特徴に応じた規制をかける方針だ。
 
 もう一つの特徴は「暗黙の銀行保証」に罰則を設けた点だ。大半の理財商品は元本や想定利回りを銀行が保証しない。だが債務不履行がほとんどなく、販売元も大半が国有銀行のため、個人投資家は「理財商品は銀行が保証するので安全」とみなし、資金が流れ込む一因となっていた。今回の規制では、銀行が理財商品の運用損失を自己資金で穴埋めしたりすれば、監督当局が罰する。
中国の銀行も資金の行方についてしっかりした管理が必要ですね。特に北朝鮮や軍事費用に流れていたら大変な問題となりえます。