latest-news’s diary

話題・最新のニュースや、気になるトピックについて取り上げていきます\( ˆoˆ )/♪♪

小学生、腰痛に悩む、「脱ゆとり」は重荷?、教科書分厚く大判化、ランドセル5キロに。

腰痛に悩む小学生が増えている。
運動不足、姿勢の悪さなどの要因が考えられますが、
専門家が指摘するのがランドセルの中身の重量化だそうです。
「脱・ゆとり教育」で教科書が厚みを増し、ビジュアルにするための大判化も進んでいることが背景にあるそうです。
中にはぎっくり腰になる児童もいるといい、登下校時の姿勢などに注意が必要だそうです。
こどもがぎっくり腰!?とこの記事を読んでびっくりしました。

【学校の授業で持久走をした後、重い物を持って腰を痛めたという男児
 男児は佐々木純院長に「ランドセルが重く感じる」と日ごろの悩みを訴えた。佐々木さんは男児の腰の筋肉を軽く動かして血行を促す施術をした後、腰の負担が軽くなる腹筋の使い方を男児に指導した。
 佐々木さんは「これまでも部活動で腰を痛める児童はいたが、最近では運動をしていない児童の腰痛が目立つ来院数でみると3年で4倍近くになった」と驚く。
来院する児童のランドセルの重さを量ってみたところ、教科書やノートなどを入れると平均5キロほど。高学年では資料集や地図帳も加わり、6キロを超える。「体が小さい児童にとっては大きな負担だ」
 特に、かかとに重心をかけて歩くなど姿勢が悪い児童は重いランドセルを背負うと腰が反り、腰痛につながりやすい。中にはぎっくり腰になるケースもあるという。大分市整骨院経営者も「腰痛で来院する小学生は増えている」と話す。
 近年ランドセルは軽量化が進んでいるが、中身は重くなっている。教科書会社でつくる教科書協会(東京・江東)の担当者は「ページ数が増えている」と明かす。ゆとり教育の見直しで、学習内容が増えたことが背景にある。
 
 ただ、最近は学校内での盗難を警戒して教科書だけでなく、ほかの教材もなるべく持ち帰るよう指導する小学校も多い。埼玉県川口市に住む小学1年の男児(7)は週末になると鍵盤ハーモニカや絵の具セット、上履きを両手で持ち帰り、週明けに再び持って登校する。ランドセル以外の荷物も多く、家庭の工夫で持ち物を軽くするのは難しい。
 教材を学校に置いていく「置き勉」について公的なルールはなく文部科学省は「教材を持ち帰るかどうかは各学校の判断。ただ、体の小さい低学年に対しては状況を見極めて判断してほしい」(児童生徒課)としている。
 運動不足、基礎体力!地球上には栄養もしっかりとれていない児童が多重労働を強いられるような国もあります。日本ですらこんな状況ですので、もっと広い視野を持って対策するひつようがあるのではないでしょうか。

出典:2017/11/22 日本経済新聞