危機を好機に①IT化の効果
出典:2017/11/27 日本経済新聞
いても立ってもいられず、飛行機に飛び乗った。
いても立ってもいられず、飛行機に飛び乗った。
「これしかない」 。
廃業の危機迫る
同社の施設では昨秋から人手に代わってアーム型ロボットが活躍す る。
センサーで廃棄物を画像認識し、人工知能(AI) が瞬時に選別すべき対象物を判断。
ベルトコンベヤーを流れる廃棄物から再利用する木くずやがれきを より分ける。
以前は18人による手作業だったが、 今は2人でロボを見守るだけだ。
もともとロボットの導入など念頭になかったが、 重労働である廃棄物を細かく選別する作業員が全く集まらない。
もともとロボットの導入など念頭になかったが、
「 廃業も頭をよぎった」(設楽社長)。
飛行機で向かった先はフィンランドのメーカー、 ゼンロボティクス。
アジア展開の予定がなかったゼン社を必死で口説き落とした。
ロボを含む設備投資額は25億円と実に資本金の250倍。だが、 人手で1日400トンが限界だった処理能力は5倍に増えた。
日本経済に影を落とす人手不足。