フリーターの高学歴化鮮明 20代後半、大卒・院卒４割

20代後半のフリーター経験者の４割が大卒・大学院修了者であることが、労働政策研究・研修機構（東京・練馬）の2016年の調査で明らかになりました。11年の前回調査より13.4ポイント増加し、高学歴化が鮮明となる結果だったそうです。担当者は「資格取得などのため一時的にアルバイトなどで生計を立てる『ステップアップ型』が増えているようだ」と分析しています。

東京都に住む25～34歳の男女８千人を住民基本台帳から無作為に抽出し、16年８～10月に郵送などで調査。過去３回分の調査対象だった25～29歳の回答（1256人分）について分析しました。

大卒・大学院修了者の割合は01年の11％から増え続け、16年は40.6％となりました。研究担当者は、大卒者が増え、労働市場での価値が下がっていることも影響しているとみています。

AI/IoTも盛んになってきて、今後どんどん働き方に変化が出てきそうですね。

参考：日本経済新聞　2017年11月24日