イギリスのEU脱退の影響が徐々に出てきているようです。
英国の
ハモンド財務相は26日までに、同国の経済規模が2017年にフランスに抜かれ世界6位に低下したことを認めました。
経済規模を測る方途は多数ありますが、同
財務相の発言は
国際通貨基金(
IMF)が先月公表した今年の各国別の
国内総生産(GDP)の予測に基づくものです。フランスとの今年の差はわずかでしたが、英国は来年さらに引き離されるとも予想されました。
IMFによると、フランスが英国を上回ったのは2013年以降で初めて。英国の順位下落は昨年6月の
欧州連合(EU)からの離脱決定後、経済成長率が急速に減速したことを反映しています。通貨ポンド安が急激に進み、消費者支出が落ち込んで物価は上昇していました。
参考:CNN News 2017年11月28日